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2011年10月30日日曜日

セミナーをやりました「HI研究における質的研究アプローチ」

こんにちは、シツチョーの安藤です。結局、安藤ブログになりつつあります。

さて、10月ももう終わりですね。10月24日(月)に早稲田大学西早稲田キャンパスにおいて、ヒューマンインタフェース学会セミナーを行いました。僕はことしから、ヒューマンインタフェース学会の事業・企画委員を仰せつかったこともあり、学会員に役立つ内容のセミナーの企画立案と運営を手掛けております。

今回は、「HI研究における質的研究アプローチ: エスノメソドロジー、エスノグラフィ、グラウンデッドセオリー」と題して、主に工学系の研究者の方向けに、質的研究の導入セミナーとしました。学会のセミナーとしては、大変多くの方にお申し込みいただき、お断りした方がキャンセル待ちするという事態に。。。当日は70名を超える方にご受講頂きました。ちなみに、安藤研からは2名の学生が参加しました。

講師は、エスノメソドロジストの秋谷直矩さん東京大学i.Schoolのディレクターで博報堂イノベーション・ラボの田村大さん、そして私の3名。もともとこの企画は、昨年twitter上でエスノグラフィとエスノメソドロジーをめぐって議論になったことをきっかけに、実現にこぎつけたものです。

秋谷先生には、社会学のお立場から、テーマとしたエスノメソドロジー、エスノグラフィ、グラウンデッドセオリーの3つについてそれぞれの位置づけをご説明頂いたうえで、ご専門のエスノメソドロジーのお話をしていただきました。



田村さんからは、「エスノグラフィとビジネスプラクティス」と題して、講演を頂きました。田村さんのご講演は、田村さんご自身がどのようにしてエスノグラフィを手掛けるようになったのか、というエピソードからお話しいただき、大変興味深く、そして刺激的でした。

ちなみに私は、グラウンデッド・セオリー・アプローチのお話をしました。僕は2006年からグラウンデッド・セオリー・アプローチの方法論としての研究とHI研究への適用を模索してきました。最近はさらにすすんで、サービス科学・サービス工学での融合を模索しています。

今回は、秋谷さん、田村さんに頼みこんで、より具体的にエスノメソドロジーとエスノグラフィのことを理解していただくために、簡単なワークショップを行いました。もともと短時間のものだったのですが、当日の参加人数の多さとみなさんの熱意を見て、急きょ変更し参加者を2グループに分け、講師の方には30分×2回のワークショップをやっていただきました。参加された皆さんには、より具体的にそれぞれのアプローチの観点を実感いただけたのではないでしょうか。


最後に書いていただいたアンケートを見ると、さらに深くそれぞれの方法を学びたいというご要望が多かったです。今後、さらに発展的な企画を考えたいと思います。

なにより、僕もすごく勉強になったセミナーでした。講師でお願いした田村さん、秋谷さん、本当にありがとうございました。また、ご参加の皆さま、ありがとうございました。

2011年10月24日月曜日

第1回 全体ゼミ&未ロボ富山研訪問

こんにちは、シツチョウーです。

だいぶご報告がおくれましたが、10月6日に、安藤研の1回目のゼミを開催しました。
最初に合宿から今日までの個人的活動の報告。いろいろ積極的に活動している人もいれば、まだのんびりしている人も。。。後期が始まったのですからみんなしっかりやりましょう!

まずは、“仮”の役割決め。完全に彼らに任せてみると、“へー、そんな役割いるのー?”と思うような役割まで決めています。てか、“書記”っている? まあ、やってみましょう。

その後、安藤研としていろいろ交流していただいている、未来ロボティクス学科の富山先生の研究室に全員で訪問。デモをしていただいているのは、映画「ウォーリー」のウォーリーです。もちろん動きます! しかもこのウォーリーは、ピクサー社の許可を正式にとって作成されているもので、すべてアルミ缶から製作されているとのことです。

富山先生のお話しを聞く安藤研メンバー。やっぱい動くモノがもつ力は強いということを、改めて実感する安藤研メンバー。やる気が上がりましたか? 

富山先生は、ロボットと感性をテーマ研究されておられ、その意味では安藤研が扱おうとすることと関連するということを実感しました。今後、よりコラボレーションができればと思っております。

富山先生のヒューマノイドロボットと戯れる一丸くん。一番楽しそうに見てましたね。
学生にとってはよい刺激になったと思います。

エムティアイ社にて講演

こんにちは、シツチョーです。なんと、安藤研のブログ担当者2名が、二人とも個人PCを持っていない、ということなので(・・・)、しばらくはシツチョーの私がいろんな活動をご紹介します。

2011年10月20日に、music.jpでおなじみの、エムティアイ社の社内勉強会「技術の泉」にて講演をしました。今回の講演は、エムティアイ社と千葉工大安藤研とのコラボ企画です。

私は「UXとは?」というテーマで、UXをいかにとらえればよいか、と言う講演をさせていただきました。
安藤研からは5名+山崎研の1名が参加しました。モバイルサービスにとって、UXは今後避けて通れない重要な概念ですし、それをいかにサービスとして構築するかは差し迫った課題と言えるでしょう。その時のTwitterの中継がまとめられています。参加された社員さんの感想などが分かります。参加された社員さんも100名ほどいらっしゃいまして、大変盛況な会になりました。

実は、昨年私が在職していた大学から、この会社へは3名が採用されており、彼らとも久々の再会でした。じゃっかん体型がふっくらした人もいましたが、みんな意欲に燃えて頑張っているようで、本当にうれしかった。

今後も、学生を巻き込んだ形でコラボレーションができればと考えています。安藤研のメンバーといっしょにモバイルの未来が開拓できればと思いつつ。。。

2011年10月7日金曜日

情報デザイン演習

こんにちは、シツチョーです。

このブログですが、安藤研のブログとして「ブログ担当」が決まりましたので、今後はブログ担当者が更新してくれると思います。それまでの間、シツチョーが投稿いたします。

さて、後期も始まりようやくペースに乗りつつある、と言ったところでしょうか。私が担当している講義、演習のうち、特徴的な「情報デザイン演習3」について、現状をちょっとご紹介。

情報デザイン演習3は、3年生を対象に行うものです。情報デザインコースの主な先生5名が専門分野を順に指導しながら行うもので、今回は本格的なWebリニューアルをテーマにしています。また、評価者にはWebサービス企業とWebデザイン企業のディレクターにご協力していただくことになっています。取りまとめを担当されている、山崎先生のブログに全体のシラバスが紹介されていますので、ご参考になってください。

リニューアルにあたって、対象サイトは某都市の図書館サイトと、某モバイル系のサービス提供企業の企業サイトの2種類としました。これらには、提案依頼書(RFP)があり、そのRFPに基づいてリニューアルのデザイン提案をする、というのが今回の課題です。

私はサイトの現状調査、ユーザーニーズ調査の部分を指導しました。基本的な考え方や作成すべきドキュメントなどを指導した上で、既存サイトのユーザビリティ評価を実際にやってもらうことにしました。これまで、ユーザー工学などで基本的なことは指導していましたが、本格的な実施は初めてです。

これまでにペルソナを作成するために、ターゲットユーザー分析を行い、想定ユーザーを洗い出してあります。タスクや質問すべきことを盛り込んだ「ユーザーテスト実施計画書」を作成した上で、テストに取り組んでもらいます。

彼は、グループで作ったタスクがうまくいくか事前に練習しているところです。ペットボトルの上にあるデジカメで、発話と画面を記録していきます。とっても簡易ですが、これで十分できてしまうという。本当にいい時代になりましたw。


実際のテストは、想定ユーザー層に近い方を身近な方にお願いし、実際にテストしてもらいます。発話思考法でテストしたものを、動画眼を使用しプロトコルを書き起こし、プロトコル分析を行います。


発話プロトコルと実際のWebのUIを観ながら、どんな問題があるか分析していきます。
さらに、NEMを使ってユーザーテストの結果の可視化表現もチャレンジしています。これは一人必ず1名以上に実施することになっていて、最終的には「サイト現状調査報告書」として取りまとめます。

なかなか骨の折れる大変な作業ですが、ちゃんとできたみたい。よかったよかった。
発話思考法がうまくできないなど、やってみないとわからない苦労がたくさんあったと多くの学生が言っていました。確かにいきなりうまくユーザビリティテストができるわけにはいきません。やりながらできるようになっていくものです。

来週火曜日に報告書を提出してもらいますので、どんな成果が提出されるかとても楽しみです。

安藤研の報告とは違いますが、また時期をみて学校の取り組みなども報告していきたいと思います。

ではでは。

追記:演習の公式ブログができました。

2011年10月1日土曜日

安藤研究室にちゃんとした家具が来た!

こんにちはシツチョーです。

私が千葉工大に移ってちょうど半年が経過しました。新築の校舎(というよりオフィスビル)に広い研究室をご用意いただき、大変やる気の上がる環境です。が、これまで仮の家具で過ごしてきました。

ようやく、研究室の設備費で家具を購入し、9月30日に設置工事を行いました。

前日安藤研の学生全員で、にこれまで仮に使用していた机やらを廃棄したり、荷物をすべて退避したり、結構大変でした。朝9時から工事開始。4名の方が作業してくれます。

オフィス家具って結構高いんですね。。。一度にすべての家具をそろえることもできず、ひとまずセミが運営できることを目標にそろえました。

荷物を運びこんで、とりあえず完了したところ。壁面は全面ホワイトボードです。

逆側から見たところ。壁面収納はいいですね。右下のところは、道具と用紙等を入れる引き出しのユニット。これいいです。その横が僕のデスク。まだ書類が整理ついてません。。。こう見ると、グレーのスチール家具というのは、困った存在です。これは別の棚を買ったら、設備に返却しますかね。

入口側は、こんな感じ。机は色を扱うかもしれないので白にしましたが、殺風景な気もするので、書棚は赤にしてみました。そして黒いのは冷蔵庫。こっちサイドに座ると、色が眼に入ります。

研究室で買った書籍はまだ少なく、ほとんどは僕が自腹で買ったものです。僕は本は自腹で買うと決めています。文字通り、自分の身銭を切らないと勉強になりません。学生は僕の財産なので、勝手に持ち出さないようにね。

後は、共同研究などのお金を活用して、コンピュータなどをそろえれば、初年度としてはまずまずの環境整備かなと思います。

今後、この環境で頑張ります。

富士通デザインで演習のプレゼン

こんにちは、シツチョーです。後期がはじまっててんやわんやです。

さて、遅れていたご報告を。

9月20日に、山崎先生と一緒に担当した、情報デザイン演習2の作品のうち優秀作品について、授業支援をしていただいた富士通デザインにお伺いし、デザイナーの方々にコメントを頂く発表会が行われました。
情報デザイン演習2では、2つのテーマのうちいずれかを選択し、各自が調査から初めて情報プロダクト、インタフェースまでデザインするというものです。テーマAは「シニアにとって安心で心地よいモバイル体験のためのデザイン」。テーマBは「クラウド時代における安心で心地よい食生活のためのデザイン」です。

千葉工大からは、18名が発表。業務の合間を縫って、たくさんの社員の方が聴講にいらしてくださいました。

安藤研からは、宮川くん(左)と別府くん(右)が参加。

宮川君は、「五歳の子供でも安心しておつかいにいけるショッピングサポートモバイル」を提案。ようは“はじめてのおつかい”をサポートするサービスですな。インタフェースも結構がんばりました。

別府君は、「ameru - 眼が見えにくくなったおばあさんが好きな編み物を助けるモバイル」を提案。プレゼンがとてもよかったですね。プレゼンを大事にする安藤研としてはうれしい。

プレゼンの後は、パネルを前に個別に質問やアドバイスをうける機会を頂きました。神妙な面持ちの別府くん。


どの学生の発表も、大学の演習最後の発表から、数段ブラッシュアップされており、よかったと思います。やっぱりやりっぱなしが一番ダメですね。ブラッシュアップする、自戒の念を込めて。。。

また同時に、はやり外部の方にお見せするというモチベーションは、学生にとって、とても良い刺激になるんだなと思いました。

富士通デザインの皆様、本当にありがとうございました!