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2012年5月23日水曜日

プレゼンテーション技法ワークショップ

こんにちは、シツチョーの安藤です。

いよいよ卒業研究の指導が本格的に始まりました。現在、安藤研の4年生はこれまでゼミで指導してきた研究テーマの検討を整理し、卒業研究申請書を作成しています。提出は2012年6月1日(金)です。

さて、2012年5月23日のゼミでは、各個人の卒業研究申請書の下書きをチェックした後、論理的なプレゼンテーションや文章の書き方を理解するために、ミント・メソッドを中心にした、プレゼンテーション技法ワークショップを行いました。


プレゼンテーション技法といっても、ここで学ぶ方法は、コンサルタントなど論理を売り物にしている人たちの間で、グローバルスタンダードとなっている方法です。最近はやっている「プレゼンテーションZEN」は、プレゼンテーションを学ぶ前には、絶対に読んではいけない本だと指導しています。

なぜ、プレゼンテーションZENは読んではいけないか? それを理解するためには、プレゼンテーションの本質を理解する必要があります。


プレゼンテーションの本質は、プレゼンテーションを実際に行うことにはありません。プレゼンテーションの本質は、問題を分析し、解決策を考えることや、考えを構造化することにあります。考えを論理的に発表することは、プレゼンテーションのごく表面的な部分に過ぎません。

プレゼンテーションZENをやり玉に挙げて申し訳ないのですが、プレゼンテーションをしようと思ってこの本を手にとる人は、まず間違いなく、表面的なプレゼンテーションが大事だと思っていると思われるからです。

そういう人には、安藤研鬼の十則-その6「準備するから勝てる」の言葉を贈ります。


実は私自身は、コンサルタントになった直後は若輩だったこともあり、大変議論やプレゼンテーションに苦労しました。自分の想いを相手に伝えることができず、大変悩み、苦労しました。

そんな時に手にとった本が、40年間負け知らずの法廷弁護士ゲーリー・スペンスの「議論に絶対負けない法」という本です。そのタイトルの怪しさにも関わらず私がその本を手にとったということからして、ずいぶん悩んでいたことがわかると思います。

私は必死に読みました。しかし、その本は300ページ超あるのですが、言いたいことはたった一言だけでした。曰く「準備するから勝てる」と。つまり、議論に勝つためにはどれだけ準備するかだ、というのです。あまりに拍子抜けする答えでしたが、それがどれだけ重要かをまざまざと書かれていました。

そう。当たり前のことですが、準備をどれだけするか、どれだけ必死でやるかこそ、プレゼンに勝つための方法なのです。

私自身は、その後、プレゼンテーションが格段にうまくなりましたw。聞き手のことを考えて、準備をしたからです。王道はありません。逆に、準備が大事と思うだけで、うまくなるのがプレゼンテーションでもあるのです。だから、プレゼンを重視する安藤研では、鬼の十則としてこの言葉(エピソード)が含まれているのです。

とはいっても、気合いだけではどうにもならないのが、プレゼンでもあります。どうすれば説得力のあるプレゼンができるか。鬼の十則にもあるように、大前提として、聞き手の立場を考えてプレゼンテーションを準備することなのですが、方法論もやはりあります。それがミント・メソッドトピックセンテンス・メソッドです。


ミント・メソッドは、バーバラ・ミントの名著「考える技術・書く技術」をぜひ読んでもらいたいところです。最近はワークブックも出たようです。

非常に簡単です。ピラミッドストラクチャーと呼ばれる、論理構造を描いてプレゼンすべきことを予め考えを練ることです。



細かい話まで、ここでお話できませんが、デザインにおいて当たり前の“ラフをつくる”を、プレゼンテーションでもちゃんとやる、ということと言っても過言ではありません。

本日のワークショップでは、ピラミッドストラクチャーを作るワークショップとして、ジャパネットたかたの映像を見て、そこで取り上げられている情報を整理してピラミッドストラクチャーにまとめ直す、というワークを行いました。


ただ、ジャパネットたかたの高田社長のプレゼンがうまいということを言いたいのではないです。確かに、学ぶべき点は多くてそれはそれで面白いと思います。ここでは、むしろ高田社長が経験的にやっているプレゼンを、改めてミント・メソッドで整理して、魅力的なプレゼンにする、ということがポイントなわけです。

次に、世の中ではあまり知られていないのですが、プレゼンのスライドを構成する技法として、トピックセンテンスメソッドを解説しました。これはコンサルタントがよく用いる方法で、ミント・メソッドと組み合わせて使うものです。




いまから思うとこの手法は、オンスクリーンでのプレゼンテーションが主流になる前、つまり紙やOHPで行うプレゼンが主流だったころの方法で、必ずしもかっこいいものではありません。しかし、この方法を学んだ上で、その上でプレゼンテーションZENでも、高橋メソッドでもなんでもいいのですが、応用すべきだと思っています。

私が作るプレゼンテーションはすべて、基本的にはトピックセンテンスメソッドに従っています。私としては、カッコよく話すことよりも、聞き手にメリットを感じてもらうためのプレゼンをモットーとしていますので、どうしてもトピックセンテンスメソッドの方が最適だと思っています。


以上、ゼミで行ったワークショップの報告と併せて、安藤研鬼の十則-その6の解説と、プレゼンテーションの技法の一部について書きました。

今後も、安藤研ワークショップでは、卒業研究に関連しないものでも、いろいろな観点から取り組んで行きたいと思います。


安藤研プロジェクト:ソーシャルモビリティ企画のプレゼン

こんにちは、シツチョーです。

安藤研究室では、外部の企業や団体からのご依頼に対して、学生を主体としたプロジェクトを組織し、学生ならではのフットワークとアイディアを生かした提案を行う「安藤研プロジェクト」をいくつか手がけています。まだ、私自身も学生のマネジメントにまだ慣れておらず、一歩一歩実績を作る感じではありますが、今後も取り組んでいきたいと思っております。

さて今日は、安藤研プロジェクトの本格的な取り組み第1号として行った「丸ノ内ソーシャルモビリティ検討プロジェクト」の成果プレゼンテーションを、さる2012年5月16日に行いましたのでご報告いたします。

ソーシャルモビリティについては、まだ公開段階でない部分が多くありますので、ここでご説明をすることはできませんが、新しい自動車のあり方を模索する「ソーシャルモビリティ研究会」が提案しようとしているものです。従来の自動車のデザインとはことなり、「サービスから考える自動車のカタチ」をテーマに、移動をサービスとして捉えてデザインすることを検討しています。

さて、ソーシャルモビリティ研究会から安藤研が依頼された内容は、東京駅丸の内エリアでの現状をフィールドワークによってリサーチし、ソーシャルモビリティの適用可能性の検討とサービスアイディアを提案するものです。

プロジェクトは3月から実施し、私の指導はポイントのみで、調査企画から実施、取りまとめまで、すべて学生の力だけで実施しました。プレのフィールドワークを含め、調査日だけで丸3日間。朝から晩まで丸ノ内エリアを分担してフィールドワークしてきたようです。ある者は、特定のフィールドを朝から晩まで歩きまわり、ある者は駅の改札でカウンターを持って乗降客数を調べ、ある者は、タクシー乗り場で乗車人数をカウンターを持って調べたり、それはそれは体力がないと収集できない調査結果ばかりw。


プレゼンテーションは、丸ノ内エリアのエコ活動をけん引しておられるエコッツェエリア協会様(3名)と、ソーシャルモビリティ研究会様(3名)に対して行いました。当日は、新丸ビルにあるエコッツェアリ協会のスペースにてプレゼンテーションさせていただきました。


このプロジェクトは、写真の5名のコアメンバーが、ほぼ学生だけの力で実施しました(写真左から、登尾くん、田中一丸くん、岡野くん、宮川くん、田中雅俊くん)。


プレゼンは45分間。まずは、登尾くんが調査結果のポイントをプレゼンテーションをしました。彼らしい落ち着いた語り口で、とてもよかったです。


続いて、調査を踏まえたサービスアイディアのプレゼンテーションを田中一丸くんが行いました。すこし練習不足だったかな。先方の方からも、練習どれくらいしたの? なんて言われたり。失敗こそいい経験です。次はそんなこと言われないようにがんばろうね。


調査結果や提案内容については、お話できませんが、丸ノ内をまさに“デザイン”されている方々も、“なるほど”と思われる調査結果もあったようです(お世辞かもしれませんが)。



最終報告書はこんなに立派なものになりました。私がコンサルタントだったということもありますが、本当にコンサルタントにお願いしたような作りになっています。しかし、内容はすべて学生の力作で、立派立派(あ、手前ミソでほめすぎですかねw)。

最後に、こうした貴重な機会をいただきましたエコッツェリア協会様、ソーシャルモビリティ研究会様、本当にありがとうございました。

今後もこうした、フィールドベースの製品企画提案やサービスデザイン提案など、安藤研らしいプロジェクトを実施していきたいと思います。

企業や団体の皆様で、学生の調査やアイディア企画の提案をご希望される時は、安藤研にもチャンスをいただければ幸いです。

2012年5月10日木曜日

図書館利用のガイダンス

はじめまして安藤研一期生の田中雅俊です。
変形機構を取り入れた玩具(トランスフォーマーのような玩具)について研究しています。
どうぞお見知りおきください。

今回は、私がブログを書かせていただきます。

5月9日(水)のゼミでは、卒業研究の進捗状況のシェアと図書館利用のガイダンスを行いました。


図書館利用のガイダンス


私たちの、理解を深め、視野を広げるために、学内の図書館の方に、研究室に来てもらい、学内の図書館でできる様々なことを教えていただきました。




図書館の方に、教えていただいたことは
図書館でできる便利な機能です。

1.OPAC(Online Public Access Catalog)の使用方法
2.横断検索の使用方法
3.電子ジャーナルの使用方法
4.CiNiiの使用方法
5.JDreamⅡの使用方法
6.聞蔵ビジュアルの使用方法

について教えてもらいました。

千葉工大の図書館ページから、図書館でできることが閲覧することができます。

教えていただいた各データベースの特徴と使用方法を説明します。

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1.OPAC(Online Public Access Catalog)
OPAC:学内にある所蔵資料を検索するデータベース。
           津田沼キャンパス、芝園キャンパスの所蔵資料を検索できる。
           横断機能を利用して習志野3大学の所蔵資料も検索できる。
           ※習志野3大学:千葉工業大学東邦大学(習志野メディア)日本大学(生産工学部)

〔使用方法〕
本の場合
①資料種別・キーワード・件名・著者名・出版者・出版年・ISBN・ISSN を入力する
 ※入力する項目は1つからでも可。
 ※ISBNがわかっている場合、ISBNを入力すると一発で検索できる
②検索結果から、探していた本が 見つかったら    → ③
見つからなかったら → 横断検索へ
③本の題名をクリックする。
④配置場所、請求番号などを見て、探す。
 ※「状態」を見て、貸し出状況を確認する。


雑誌の場合
大体は、本と同じだが、見方が少し違う。
雑誌のタイトルをクリックして、表示されたページにある「所」マークを
クリックし、巻号の数字をクリックすると、詳細が表示される。


2.横断検索の使用方法
横断検索:習志野市にある3つの大学の千葉工業大学、東邦大学(習志野メディア)、日本大学(生産工学部)
にある資料を横断して検索できる。
このほかに、横断検索を利用して学外データベースも検索できる。

〔使用方法〕
・キーワード検索する場合は、「簡易検索」を使う
・探している資料のタイトル・著者名・ISBN/ISSN 等を利用して検索する場合は、「詳細検索」を使う。
 ※ISBNがわかっている場合、ISBNを入力すると一発で検索できる。




3.電子ジャーナルの使用方法(学内のみ)
電子ジャーナル:千葉工業大学で利用可能な電子版資料の有無、または、冊子体の所蔵の有無を一括で検索・閲        覧できる。

〔使用方法〕
・ジャーナルを検索のキーワードする。
・フルテキストの欄にある「GO」ボタンを押すと、どんなものか確認できる。
 ※「Not Found」のものも存在するので注意。


4.CiNiiの使用方法
CiNii:日本の論文を検索できる。「国立情報学研究所(GeNii)」の1つ。
 ※国立情報学研究所:学協会刊行物と、各大学あるいはNIIが電子化した研究紀要の一部を収録。
 検索・閲覧可能。

〔使用方法〕
「フリーワード」にキーワードを入力する。
検索対象の“限定”は、以下のものが使える。

・すべて:全論文が検索対象
・CiNiiに本文あり:CiNiiに論文本文がある  ※学協会刊行物と研究紀要が検索対照
・CiNiiに本文あり、または連携サービスリンクあり:論文本文と連携サービスへのリンクがある論文を検索
 ※「CiNii PDF」を押すと本文をその場で見ることができる(最新号などを除く)
________________________________________
|<検索テクニック>                               |
|________________________________________|
|・「詳細検索」をクリックすると、検索対象を細かくしていできる          |
|・数字・アルファベットの大文字・小文字、半角は区別しない。           |
|・「OPAC」ボタンを押したあと資料名などを入力すると学内にある雑誌か確認できる。 |
|・論理演算 論理積(AND)検索:各キーワードをスペースでつなぐ            |
| 論理和(ORI)検索:各キーワードをORでつなぐ                    |
| 論理差(NOT)検索:各キーワードをNOTでつなぐ                 |
|________________________________________|


5.JDreamⅡの使用方法(学内のみ)
JDreamⅡ:国内最大の理工系データベース。科学技術や医学・薬学関係の国内外文献情報を検索可能。


〔使用方法〕
・<ログイン>に使う名前は、漢字・カタカナ・ローマ字なんでもOK
・「JSTPlus + JMEDPlus」にチェックすると、「科学」「医療」、利用したいファイル名を選択後、「シンプルモード」を選択する。ヒットしやすいのは「マルチファイル」やいくつかの選択肢をプラスしたもの。
①検索フィールドを指定
②検索したい語を入力(複数入力可)
③「検索」ボタンをクリック
④検索結果の画面に表示されているタイトルをクリックすると詳細が表示される
※オンライン上と学内に見つからなかった場合、「学内文献複写依頼書」という書類に以下の事項を記入すると、入手してくれる。(有料)
 整理番号、和文標題(または英文標題)、著者名、資料名、ISSN・ISBN、巻号ページ(発行年月日)をメモしておくといい。


6.聞蔵ビジュアルの使用方法(学内のみ)
聞蔵ビジュアル:1945年から新聞縮刷版約700冊分、約800万件以上の記事データを収録。検索・閲覧可能。


〔使用方法〕
キーワード検索や、発行年月日の期間などで検索できる。


※検索する際には、画面上のボタンで作業してください。閉じる際は「ログアウト」などの閉じても大丈夫な画面に持って行くことが重要。
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長くなりましたが、以上のことを教えてもらいました。
図書館の方は、私たちのペースに合わせながら、とてもわかりやすく、丁寧に教えてもらいました。ありがとうございました。


私たちは、これらの教えてもらったことを活かして、卒業研究やプロジェクト等を進めていく上で、利用していきたいと思います。

2012年5月9日水曜日

第9回情報デザインフォーラム

みなさまご無沙汰しております。シツチョーの安藤です。
久しぶりに、安藤の活動をご報告させていただきます。

今年は最大9連休という大型のゴールデンウィークだったのですが、その真っ只中の2012年5月4日に、第9回情報デザインフォーラム@横浜デジタルアーツ専門学校にて、プレゼンをしてきました。

テーマは「情報デザインのワークショップ」です。情報デザインフォーラムでは、新しい本の企画をしていて、情報デザイン系の講義などで使えるワークショップを、関係の先生方の知見を結集してまとめる、という大変なたくらみです(笑)。

私も一部を執筆担当することになっています。もともと、浅野先生と一緒に“Webデザインのワークショップ”を担当する予定だったのですが、Webの分科会を開いたところ、「いまさらWebじゃなくて、サービスだよね」ということになり、「サービスデザインにしよう」ということになりました(その議事録、、、というか様子は浅野先生のブログ参照)。

まだ分担や進め方については、調整が必要なのですが、私は“サービスデザイン”と“インターフェースデザイン”のワークショップについて構成を考えることになりそうです。

さて、当日のフォーラムなのですが、実は前日までに作った資料がどうも腑に落ちなくて、当日はスライドを使わず、ホワイトボードでのプレゼンとなりました(「前日飲みすぎで準備できなかった」と言ったのは、演出です。はい。。。)。

(“情報デザインフォーラム”のブログからの転載)
写真のような感じで、ホワイトボードに書きながら話すというスタイル。
未来大の原田先生のアドバイスでやってみたんですが、パワーポイントに頼ってきた自分に、かなり反省しました。こういうプレゼンもかなり新鮮で良かったです。勉強になりました。

当日の様子については、情報デザインフォーラムのブログや、参加されたchachakiさんのブログmocha_cocoaさんのブログをご参考に。

以下が、当日ホワイトボードに書いた図の全体像を、改めてリライトしてみたものです。
話しながら書いたので、多くの要素が書かれています。こうなると1枚のスライドで表現するのは困難で、書きながら話すために書いた構造と言えるかも。




話のポイントは、サービスデザインでは、「ユーザ体験デザイン」の方にどうしても力点を置いて考えがちですが、やはり提供組織の「価値基盤デザイン」も併せて考えないといけないと言うことですね。当たり前のことですが。その際ポイントとなるのが、矢印の向きで、Design for Serviceを考える際は、組織の提供価値をユーザーの体験の言葉で説明することが重要だ、ということをお話しました。

なお、この話の元となったワークショップは、このブログに過去に紹介した写真を使ったKA法のワークショップです(F社での実施の例)。

なお、以下はもともと用意していたスライド資料に、当日話した話をスライドに展開しなおしたものです。スライドシェアにて公開しています。ご参考まで。

私もまだ考え中なので、ご意見等をぜひお聞かせください。