『UXデザインの教科書』の詳細内容(第2報)

201658日に、第19回情報デザインフォーラムで「『UXデザインの教科書』を書きました」というタイトルでライトニングトークをしました。

書籍の内容をより詳細に紹介しています。




UXデザインの知識は多岐にわたります。しかし、UXデザイナー教育をするための、基礎知識の体系化はこれまで十分に検討されていませんでした。本書は、UXデザインを「デザインの実践」ととらえ、実践のためのインプットとアウトプットという視点から、知識を体系化することを試みました。

UXデザインの要素と関係性の図(下図)は、やや複雑に見えますが、「UXデザイン」に向かう矢印に注目すると、UXデザインのインプットを意味しています。逆に、「UXデザイン」から外に向かう矢印に注目すると、UXデザインの主なアウトプットを示しています。

本書の第2章は、UXデザインの要素と関係図に取り上げた7つの要素について、それぞれの基礎知識を解説しています(なお、本書ではビジネスについて”ビジネス戦略の把握”を除き対象としていない)。


<2章の詳細目次>
2 基礎知識
 2.1 UXデザインの要素と関係性
   2.1.1 実践としてのUXデザインの基本フレーム
   2.1.2 UXデザインのアプローチ:インプット
   2.1.3 UXデザインのアプローチ:アウトプット

 2.2 ユーザー体験
   2.2.1 ユーザーとは
   2.2.2 ユーザー体験の位置づけ
   2.2.3 UXの定義
   2.2.4 体験の期間で異なって知覚されるUX
   2.2.5 使う意欲と利用態度
   2.2.6 UXと体験価値

 2.3 利用文脈
   2.3.1 利用文脈とは
   2.3.2 様々な利用文脈のとらえ方
   2.3.3 手段選択における文脈の多様性

 2.4 ユーザビリティ・利用品質
   2.4.1 製品・サービスとは
   2.4.2 ユーサビリティとは
   2.4.3 目標達成と人工物

 2.5 人間中心デザインプロセス
   2.5.1 人間中心デザインプロセスとは
   2.5.2 HCDプロセスの理解
   2.5.3 ISO以外のHCDプロセスの体系

 2.6 認知工学・人間工学・感性工学
   2.6.1 関連する学問領域
   2.6.2 UXデザインに必要な認知工学の基礎知識

 2.7 ガイドライン・デザインパターン
   2.7.1 ガイドライン
   2.7.2 デザインパターン

 2.8 UXデザイン
   2.8.1 UXデザインのプロセス
   2.8.2 UXデザインの取り組み方

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