安藤研鬼の十則 ― その6




実は私自身は、コンサルタントになった直後は若輩だったこともあり、大変議論やプレゼンテーションに苦労しました。自分の想いを相手に伝えることができず、大変悩み、苦労しました。

そんな時に手にとった本が、40年間負け知らずの法廷弁護士ゲーリー・スペンスの「議論に絶対負けない法」という本です。そのタイトルの怪しさにも関わらず私がその本を手にとったということからして、ずいぶん悩んでいたことがわかると思います。

私は必死に読みました。しかし、その本は300ページ超あるのですが、言いたいことはたった一言だけでした。曰く「準備するから勝てる」と。つまり、議論に勝つためにはどれだけ準備するかだ、というのです。あまりに拍子抜けする答えでしたが、それがどれだけ重要かをまざまざと書かれていました。

そう。当たり前のことですが、準備をどれだけするか、どれだけ必死でやるかこそ、プレゼンに勝つための方法なのです。

私自身は、その後、プレゼンテーションが格段にうまくなりましたw。聞き手のことを考えて、準備をしたからです。王道はありません。逆に、準備が大事と思うだけで、うまくなるのがプレゼンテーションでもあるのです。だから、プレゼンを重視する安藤研では、鬼の十則としてこの言葉(エピソード)が含まれているのです。

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